箱根ヶ崎耳鼻咽喉科
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#12「口腔乾燥症とは?症状・原因・治療法を耳鼻科専門医が解説」

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口腔乾燥症とはどんな病気?

口腔乾燥症とは?

口腔乾燥症とは、唾液の分泌量が低下することで痰の質に異常を来し、のどが渇いたり、口の中が乾燥して痛みや不快感が生じた状態です。 口腔乾燥症は、男性よりも女性に多く現れやすい病気で、日本での患者数は800万人以上(20人に1人以上!)と言われているにもかかわらず、口の乾きを病気だと思っていない方が非常に多いのが現状です。

口腔乾燥症の症状は?

口腔乾燥症とは?

口腔乾燥症の主な症状は、下記のようなものがあります。

クッキーやせんべいなどの乾いた食品がうまく飲み込めない
口の中がネバネバする
夜中に口の中が乾いて何度も目が覚める
味覚に障害が出てごはんが美味しくない

そのほか、唾液には殺菌作用があるため、それが減少して出る症状には下記があります。

菌の増殖による舌の痛みが生じる
歯周病やむし歯になる
入れ歯の不適合や装着時の痛みが出やすくなる
口内炎や口臭が増える
口腔内の菌の増殖で誤嚥性肺炎や心臓疾患を引き起こす原因になる

口腔乾燥症の原因は?

口腔乾燥症

多くは、薬剤の副作用、加齢や更年期障害、糖尿病・腎臓疾患などの全身的な病気、口腔周囲の筋力の低下、ストレスや不規則な生活――など複合的な要因で発症します。 一部の難治性かつ重度の口腔乾燥症は、自己免疫に関係する病気である「シェーグレン症候群」の口腔症状としてよく知られています。その際にはドライアイなども併発する場合があります。

口腔乾燥症の検査と診断

口腔乾燥症

クリニックでは口腔内の診察や、鼻やのどの内視鏡検査で評価を行い、治療に結び付けます。 症状が強く、改善が乏しい場合には総合病院への紹介を行うことがあります。

口腔乾燥症の治療

口腔乾燥症

口腔乾燥症は、原因により治療は異なりますので、まずは原因を突き止めることが肝心です。 そのうえで、感染症がなければ、対症療法として、人工唾液、口腔保湿剤などにより口腔内の保湿を心がけたり、水分の補給、唾液腺マッサージなどのリハビリテーション、唾液分泌を改善する薬剤の使用などがあります。 すでに服用しているお薬の副作用である場合は、そのお薬を処方している医師に相談したうえで、そのお薬を変更してもらうことがいいでしょう。

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