箱根ヶ崎耳鼻咽喉科
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#19「急性喉頭蓋炎は子供も発症する?症状や予防法を解説」

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急性喉頭蓋炎とはどんな病気?

急性喉頭蓋炎とは?

のどの病気の中で、最も危険性の高い疾患の一つです。 のどの奥が腫れて痛くなる病気はたくさんありますが、その中でも喉頭蓋(食べ物を飲み込むときに一時的に気管を閉じるふたの役割をする器官)が 細菌などの感染が原因で腫れあがった状態を喉頭蓋炎と言います。

この、喉頭蓋は他の部位と異なり、炎症を起こすと急激に腫れ上がる性質を持っていて、気道(空気の通り道)を狭くしてしまいます。特に「急性」と言われる、症状の出現から48時間以内に 「息苦しさ」、「唾液が呑み込めない」などの症状が出る病気に関しては、突然窒息して亡くなる方もいらっしゃるので、早急な治療が必要となります。

急性喉頭蓋炎は子供にも起きるの?

急性喉頭蓋炎とは?

小児では1歳〜5歳の乳幼児に多く、3歳が最も多いとされています。小児の原因菌はほとんどが、インフルエンザ菌b型です。(インフルエンザウイルスとは別物です) 以前は小児にも多く発症し、例年多くの不幸な死亡例をだしていた病気でした。近年は小児のインフルエンザ菌b型(Hib)ワクチンが広まったため、この病気は減少しました。 しかし、日本において現在もお子さんでの重症例は残っています。

急性喉頭蓋炎の症状

急性喉頭蓋炎とは?

耳鼻科にて喉頭内視鏡検査(ファイバースコープ検査)を行うことで診察されます。腫脹した喉頭蓋によって、気道が狭窄している様子が観察されます。 大変危険な病気ですが、内科や小児科ではこの場所(喉頭)の観察ができず、「風邪」などと診断の間違えが起きえます。そのため、風邪などを疑った際にも、念のために耳鼻科を受診することをお勧めいたします。

急性喉頭蓋炎の予防

急性喉頭蓋炎とは?

ヒブ(Hib)ワクチンを接種することです。 当院では、接種しておりませんので、申し訳ありませんが最寄りの小児科にご相談いただきますようお願いいたします。

急性喉頭蓋炎の治療

急性喉頭蓋炎とは?

急性喉頭蓋炎と診断され、窒息の危険がある場合には、ただちにその場でのどを切開して(気管切開術といいます)救命をする場合があります。 当院の場合は、軽症例を除いて入院手術のできる病院を紹介し、すぐに受診していただいています。

急性喉頭蓋炎は、とても危険な疾患です。 この疾患で紹介された場合には、医師の指示にしたがってすみやかに紹介先の病院を受診してください。

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